重機・車両の安全作業は、誘導者の安全配置と能力向上から!

今回の安全くんたちの事例では、オペレーターも周辺の作業員もお互いに「気を付けてくれるだろう」と勝手な思い込みの中で発生した「ヒヤリ・ハット」です。

ここで重要になってくるのは「誘導者」です。今回、誘導者であるガンさんがその役目を怠り、何の役にも立ちませんでした。このような状況では誘導者なしで作業をしてはいけません。

労働安全衛生規則 第158条(要旨)
事業者は、車輌系建機(ローラも含む)を用いて作業を行うときは、労働者と接触するおそれのある箇所に、労働者を立ち入らせてはならない。ただし、誘導者を配置し、その車輌系建機を誘導させるときは、この限りではない。また、車輌系建機の運転者は、この誘導者が行う誘導に従わなければならない。

また、重機災害は、この他にも転倒・転落や他の車両・重機との衝突など、様々な事故事例があります。オペレーターは、周囲の安全を確認して作業することは当然ですが、人や機材・車両が混在し、同時に作業を進めている中で、品質面でも重要な役目を持っているだけに、なかなか行き届かないのが実情です。

そこで、誘導員を配置し、常に重機と作業員、および周囲の状況を見て危険を回避するよう監視させる必要があります。重機の特性や作業の要領、合図の出し方など、誘導者の教育と能力向上が大切です。