ロードローラの事故事例から
(労働省からの参考事例より)

■マカダムローラが路肩から転落

タイヤローラの運転者が、マカダムローラを移動させようとしたが、誤って路肩に寄り過ぎ、路肩が崩れ転落した。被災者は経験が浅く、マカダムの特性をつかんでいなかった。


■踏んでいたブレーキが緩み暴走

マカダムの運転者が、後方を確認しようとして振り向いた際、踏んでいたブレーキから足が離れ動き出したため、慌てて操作レバーを後進に入れたが、今度はエンジンが逆回転し運転不能になって暴走。前方で作業をしていた同僚をガードレールとの間に挟んでしまった。「マカダムは、エンジンの低回転時に機体が停止していない状態で操作すると、逆回転し暴走することがある」という特性をよく理解していなかったためと思われる。


<知識だけでは、とっさのときに役立たない!>
ローラの運転は、「特別教育」の修了者しかできません。しかし、ローラの中にも様々な種類があります。ハンドガイドローラからタイヤローラ、マカダム、大型振動ローラまで、その用途や運転方法、取扱上の注意事項も各々異なり、全ての運転技能を身に付けるには相当な経験が必要です。資格があるからといって軽率な行動は慎むべきです。
特に、不測の事態への対応は、特別教育の短い時間の中で修得するのは無理。初心者の教育には「実践」を織り込みながら、しっかりその技能を確認して仕事に就かせつつ育成して行く必要があります。経験豊かな先輩とコンビで安全に注意しつつその技能を修得させるなど長期に系統的・計画的に進めていってください。