クレーン転倒事故の事例
(労働省資料より)

イ)

荷降し中、アウトリガーが沈み転倒!

吊り上げ荷重2.9tの車載クレーンを使って、荷台からバイブロハンマー(1.9t )を降ろす作業中、Aさんが車体左側の運転レバーを操作しながらジブを右旋回させ、荷台の側方約2mのところまで旋回させたところ、左側のアウトリガーが沈み、車体が左へ転倒。操作していたAさんが、車体の側に置いていた発電機にはさまれた。

〈原因〉

1.

定格荷重を越える荷を吊り上げた。

2.

アウトリガーを完全に張り出さず、鉄板等も敷いていなかった。
(発電機がじゃまで…)

3.

無資格者が操作した。


 

ロ)

傾斜した狭い場所で、作業し転倒!

坂を上り切ったところの狭い場所でプラスチック製の建物(重さ1t、W 4m×D 2.4m×H 2.4m)を積み込む作業で、場所の関係で後輪が坂にかかったままで、車体前方にブームを60度、8mに伸ばし(半径4m、定格荷重1.03t )荷を吊り上げ、左へ旋回させ、ちょうど横にきた時に転倒、操作者が車体とすぐ横にあった手摺にはさまれた。

〈原因〉

車体が傾斜していたことから、荷を吊り上げた段階でたわみもあり傾斜角は約50度になり、作業半径も5.1m、定格荷重も0.7tに減少していた。